カラーが付いた!!
理容師・美容師あるあるですが、普通に洗っても紅く色抜けして捨てるしかない・・・高かったのに・・・
そんなことがないようにエプロンなど市販されていますが着替えるのも面倒だし、かっこわるい・・・
今回はある商材で落とす方法、家にあるもので落とす方法の2点に絞ってお伝えします。
準備
家にあるもので落とす
- 酸素系漂白剤
- 塩素系漂白剤
- 洗濯用洗剤
- ティッシュペーパーorキッチンペーパー
- 綿棒
- 歯ブラシ
- ドライヤー
- 洗面器やタライ
- 手袋
緊急事態発生!今すぐ落としたい(落とす時間がある)!!
※美容師さん理容師さんならわかると思いますが、カラー剤は酸化重合をすることで発色をしていきます。酸化重合しきっていない5分以内なら対処可能なことが多いです!
真っ白色柄なし
(生成りもベージュ系もイエロー系もNG)で素材が綿、麻、ポリエステルの場合
- まずは水洗い。擦らず丁寧に。
- 洗面器orタライに水をはる
- 塩素系漂白剤をチョイスして表示に従いタライの水に合わせて濃度調節
- カラーのついた服を30分〜2時間付け込む
- 汚れの状態を見て追加か、流すかを判断
- 洗濯機へGo!
※美容師さんは手が命!必ず手袋を!!濃度が濃い方が落ちると思って表示より濃く作ると傷みます。私もこれでシャツと時間を無駄にしました。
ウール、シルクなどのデリケートな素材以外
- ティッシュorキッチンペーパーで範囲を広げないように拭き取る
- 水洗い。擦らず丁寧に
- 範囲が狭ければ綿棒、広ければ歯ブラシで酸素系漂白剤を直接塗布
- 洗面器orタライに水をはり、表示に従い濃度調節
- 衣類を2〜30分浸け込む
- 落ちていたら洗濯機へGo!
※色ものを漂白する際に使えて、塩素系より緩やかな反応を示しますが、漂白剤であることを忘れずに!変色・色褪せが起きてしまう可能性も考えておくこと(自己責任でお願いします)
荒技ですが、3の時点でドライヤーを当てて、過酸化水素の分解力(酸化促進)を高めることで漂白効果を高めることができます。
大変!気がついたら染まっていた!!
昼食時、自宅に帰ってから、同僚に言われて気がつくことも多いカラーのシミ・・・諦めるのはまだはやいです!
- 除光液
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- タオル
- 酸素系漂白剤
- クエン酸
- 水・お湯
綿、麻、ポリエステルなど丈夫な素材の場合はまだいけるかも。
- カラー剤が付いている部分に除光液をつける
- タオルで叩くようにシミにアタック!
- シミが薄くなるようなら歯ブラシに歯磨き粉をつけて優しくブラッシング(薄くならないようなら即水洗いして、大事な服であれば染み抜きクリーニングへ持っていきましょう)
- お湯で軽く洗い水ですすぐ
この時にも先程の荒技が使えます。荒技後にコップ1杯の水にクエン酸小さじ1を溶かした物をかけた後にお湯で洗い水ですすぐ
ここで伏兵:ウタマロ石鹸
石鹸??とお思いでしょうが、侮るなかれ!この子やれば出来るんです!
通常の使い方では汚れた靴下、襟元の皮脂汚れを綺麗にしてくれるスグレモノなんですが、白モノに付いてしまったファンデーションや口紅まで落としてくれる!
そしてカラー材も30分以内ならかなりの確率で落ちます!(白髪染めも含む!)
- ぬるま湯にカラーが付いてしまったところを浸す
- 濡れてる衣類に直接ウタマロ石鹸を擦り込む
- もみ洗い
- 軽く流す
- 裏からも直接ウタマロ石鹸を擦り込む
- もみ洗い
- 軽く流す
- トドメでもう一度表面からウタマロ石鹸を擦り込む
- 石鹸が付いたまま洗濯機へGo!
少々手間ですが落としたい一心で一生懸命ですからこれくらいの手間は頑張れます!
専用のものを使う
株式会社野中「ヘアカラークリーニング」を使いましょう
キャッチコピーは「服に着いちゃったヘアカラーの汚れを落とす魔法のような液体♪」!!!単純明快です!!!
私も使っていますがこれは本当に魔法です。なんたって数ヶ月前のものまで落ちてしまいます!!(1年以上前のものはうっすらと残ってしまいましたがわからない程度に:個人の使用感)
使用方法はとっても簡単。
- 無地のビニール袋
- 汚れの5〜15倍の大きさのコットン
- ヘアカラークリーニング
- ビニール袋の上に素材を置く
- 大きめ(5〜15倍)にコットンをカット
- 汚れに直接「ヘアカラークリーニング」を数滴滴下(この時点では汚れをカバーできるくらいでOK)
- コットンを汚れの上に置いて、コットン全体が染みるように「ヘアカラークリーニング」を滴下(この時にコットン全体がしっかり染み込むように滴下するのがポイント)
- 数時間おきに汚れの具合を確認。(5時間〜15時間 公式)私は濃い汚れは丸一日置きました。
- 落ちていたら泡立たなくなるまで流水ですすいだら洗濯機へGo!
※綿、麻、レーヨン、ポリエステル、アクリルは影響が少ないようです。
公式にも記載がありますが色落ちや記事を傷めることがあることはご注意ください。また、成分も界面活性剤、硫酸、過酸化水素水と美容師さんに馴染み深い成分でできています。
それでもダメならプロへ
デリケートな素材や複雑な作りのもの、やっぱりプロにお任せが良いとお思いなら、その時は必ず「染み抜き専門」の所へ持っていきましょう。ただのタンブラー乾燥だと思ったような結果が得られないこともありますから。t大切な洋服と長く上手にお付き合いしたいですね!
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