プライバシーポリシーを更新しました

子供のカットとリピート率の関係性生涯年収生涯売り上げを上げる【前編】

この記事は約8分で読めます。

皆さんのお店にはお子様のお客様はいらっしゃいますか?

お客様がお子様がお客様が多いと言う事は個人にもお店にも将来的な売り上げが望めるお客様からの紹介率が高いのもインフルエンサーのお客様と子供のお客様です

今回はそんなお話です。

準備:子供を取り込むために必要なこと

子供を取り込む理由

子供の対応

子供の紹介

実施:取り組むべき内容

子供を取り込む理由

小学3年生の子供の例です

  • 年間4回ご来店
  • 小学生単価¥2500

これだけ見れば¥2500×4=¥10000

パーマ1人かければ1回で元が取れてしまう金額です。

しかし

お子様を取り込むメリットは

  • 行事ごとに切りに来てくれる確率が高い!
  • 一度ファンになると長年通い続けてくれ、離れても帰ってくるたび来てくれる!
  • 紹介率が高い

それぞれ紐解いてきましょう

行事ごとに来てくれる

お子さんをお持ちの方ならわかると思いますが、子供はとにかく行事が多いです

  • 卒入学式(卒入園式)
  • 集合写真
  • 授業参観
  • 運動会
  • 発表会
  • 春・夏・冬休み

部活をしていると

  • 大会
  • 遠征

項目だけ上げれば少ないですが保育園・幼稚園以上の年齢になると毎月何かしらの行事があり自分が関係する行事でけでも最低4回以上はあります。だから、年間4回の来店サイクルが多いのもうなずけます。

更には家族で出かける(帰省や旅行)七五三等の行事、家族写真等掘り出せばまだまだ「髪を切る」機会は多分にあります。

全体のカットはしなくても普段は家でしている前髪カットもここだけはという時には来てくれます。

一度ファンになれば長年通い続けてくれる

お子様の反応、発言はとても素直です。

子供
子供

「今日髪を切ってくれたお兄さん(お姉さん)がすっごい面白くて・すごくいい人で・話を聞いてくれて・話をわかってくれて、楽しかった」

「すごく手早くてあっという間に終わっちゃったんだよ」

家に帰った子供が「髪切ったんだね!」って言われると堰を切ったように話始めます。上の話は実際お客様から頂いた他お話です。

聞いている親や友達・親戚などこのような話を聞いて嫌な顔するような方はいないと思います。

お子様
お子様

「今日髪切った人、嫌だった・痛かった・怖かった」

「もうあのお店行きたくない」

もうこれだけで聞いている人は「次はこの美容室は無しだな・・・」と思ってしまいますよね。子供の語彙力は高くないからこそ子供の言葉の影響力は絶大です。その家族が自分のお店の顧客なら・・・子供の親も来なくなる可能性は圧倒的に高まります。なぜなら紹介した子供が行かなくなると自分だけ行って「お子さんは?」と聞かれるのが嫌だからです。

いい思いをした子供は、次に美容室の選択をするときに子供から勝手に「あそこがいい」って言ってくれますしかも一度子供の脳にいいと刻まれた情報は長く続きます。今は年に4回かもしれませんが成長していくにつれて行事も多くなり美容室に通う機会も増えます。増えれば増えるだけこちらにも情報が蓄積されて提案もしやすくなります。中学生・高校生・大学生・社会人・結婚・・・と更に行事は増えてきます。その度に提案、結果を繰り返していけばファンにならないはずがありません。

私のお客様の例を言うと

リンダ
リンダ

「美容室変えてもいいんだよ。たまには違う人にやってもらったら?周りで評判の美容師さんいるでしょ?」

わざと言ったりします。そうすることで隠れた本音が見えたりしますし、他店に行くことで望み通りになると思えないから。

学生<br>
学生

「いいよ変えなくて。だって一番わかってくれてるし、変な風にされても嫌だから」

「だからリンダさんに友達いっぱい紹介してるんだもん」

嬉しいですよね。本当の意味でファンの一言だと思います。進学や就職、転勤の時はきちんとどの様に頼んだら良いかを説明します。当然写真付きで。

引っ越した先で良い美容師にあたれば良いですがなかなか当たらないのが現実で帰ってくるたび切りに来てくれます。甚だしい時は帰ってくるまで結んで伸ばしている子もいます。それだけはダメだよと説明しますが・・・

紹介率が高い

え?と思うかもしれませんが。子供からの紹介率は非常に高いです。しかも紹介客の定着率も非常に高いです。(当然技術、接客ありきの話です)

先程の例にもあったように、子供が高い評価をしている美容室。気になりませんか?子供は大人よりも紹介してくれることが多いです。実際ある例ですが、子供を先にカットしてもらって美容室を「さぐる」方もいます。

子供の来店には大抵母親がついて来ます。子供が楽しそうにしているお店は、母親も気になります。出来上がった髪型が子供も母親も納得できるお店であれば母親も「カットしてみようかな?」となることが多いです。

子供同士のコミュニティは凄いです。大人より入ってくる情報が少ないので会話も限られてきます。当然

子供1
子供1

髪の毛切ったんだ〜!!

カワイイ〜

となれば子供も悪い気がしません。お店を教えてもらうと家に帰って話すようになったり

子供2
子供2

〜ちゃんみたいになりたい!

なんて事もよくある話です。「じゃあ行ってみようか」なんて事も私の顧客ではよくある話です。

年齢が上がってくると、部活動の結果、学校での出来事等を新聞や別の子供から入手しておくことで会話の流れに盛り込めます。

りんだ
りんだ

前回の大会~だったんだって?頑張ったね!!

褒められた子供は満面の笑顔です。当然親もうれしい顔します。百発百中で会話のつかみはOKです。また、大会の結果の部分を試験の結果に変えたり、学習集発表会結果に変えたりするだけでもいくつも会話のパターンができます。

母親は忙しいのです。できる事なら面倒臭いことは手短に済ませたい。

母親
母親

「自分だけのリラックスできる時間が欲しい」

「自分を綺麗にしてくれるお店にずっと通いたい」

これは女性として望まれる事です。大多数の美容室はここを自分たちの強みとしてメニュー展開しているでしょう。

しかし先ほどにもあげたように母親は忙しいです。働いていれば尚更です。自分の時間を見つけるのが大変です。しかも親になると自分への投資も大切ですが子供への出費も増えます。自分への投資を子供への投資に変えることも厭わないです。

今の時代は子供も忙しいです。学校以外にも習い事、塾、部活・遠征・・・時間もお金もかかってきます。お客様は収入が青天井の方ばかりではないです。当然限られた収入から出費を計算しなくてはなりません親は自分への投資を抑えて子供に投資し始めます。

ここでたまたま子供を連れて行った近所の美容室(子供だけいつも連れて行っている美容室)が子供の対応、技術も悪くない、子供の評価も高い。金額もお手頃。時間も遅いわけではない。

母親
母親

「いつも行ってるところには申し訳ないけど時間がない時にはここで済ませちゃおうかな。」

「大切な時だけ行けばわかってもらえるよね」

お客様の心は私たちには計り知れないです。高単価、完全提案型店の常連客が突如来店しなくなった背景にはこんなことも当然考えられます。でも当の美容室はこんな手書きのメッセージカードを。

美容師
美容師

前回ご来店いただいてから時間が経っていますがいかがですか?〜さんが来なくなって前回の施術が〜〜〜〜〜

再来店おススメお手紙はリピートを上げる方法として知られる常套手段ですよね。「相手を思っている」「手書きである」「来店後・3〜4週間・3ヶ月後」のお手紙

母親
母親

別にお店が悪いわけではないいのよね・・・別に良いところを見つけてしまったのよね・・・

なんて思いながら届いた手紙を見ると余計にお客様はお店に行きづらくなってしまいます。

紹介されたサロンは子供から親・おじいちゃんおばあちゃんが紹介されて、友達コミュニティで子供が紹介されて、その親がまた紹介されて・・・倍々ゲームですね。逆に失客してしまったサロンにとっては、何がいけなかったのかを必死に探すことになるでしょう。まさか子供の対応だったなんて思いもよらず。

子供はお店にとって10年計画を立てられる財産です。同様にお店を・技術者を勝手に紹介してくれる可能性を考えると最強のインフルエンサーです。

子供が苦手だとか言ってる場合じゃないです。自分のお客様も逃がしてしまう可能性が高くなります。今は結婚もしていない方も結婚出産を迎えるかもしれません。自分の上得意のお客様にお子さんを連れてきていただいても苦手だと言って帰ってもらいますか?15歳以上でお願いしますと年齢制限しますか?

私たちはいつまでも若いわけではありません。お客様と一緒に1つづつ年齢を重ねていきます。そしていつまでも若い年代のお客様を相手にできるわけでもありません。しかし、お客様の子供がまた大きくなってそのまた子供を連れてくる。友達、兄弟を連れてくる。自分もいつまでも若さを保っていられます。

自分の技術、接客、売上の成長に子供の存在は欠かせません。思春期になると大人より対応が難しい子供もいます

子供の対応に慣れてくると子供が心を開いてくれます。しかし親に心を開かない子供はたくさんいます。そんな子供の心の変化を理解しきれない親、子供といつでも仲良く話している美容師・・・子供の心を理解したくて相談されることもあります。「〜について聞いてみて欲しいのだけど・・・」その結果が聞きたくて子供と別の日に来店してくれる。。。家族全体でのお付き合いになります。

なんと言っても自分の子供ができた時、思春期を迎える頃には思春期の子供のデータが沢山あるので対処できる。これが大きな収穫でしょう。

ここまでは他店への失客と子供への対応をまとめました。では自店での取り組みはどうするか。

後編に続きます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました