前編では他店へお客様げ流れてしまうことを想定していました。また、単価が低いお店への失客についても話していきました 。
しかし単価を下げろ、お客様に迎合しろ!なんて1ミリも思わないです。むしろ単価を上げてもいいくらいだと私は思っています。
では、他店へ流れてしまうのを防ぐにはどうしたらよいか。これを紐解いていきましょう。
自店での対応
自店の顧客には、お子様のいる方もいらっしゃるでしょう。いつもいつも同じような提案・季節に合わせた提案ばかりだとお客様は「耳タコ」か「右から左」になってしまいます。
ご家庭の状況なども考慮してお話を振ってみましょう
- 2~4月:春休み・卒入学(園)式・記念家族写真・転勤・就職
- 4~6月:授業参観・部活動・大会・運動会・試験・遠足・合宿・端午の節句
- 6~8月:試験・夏休み・合宿・遠征・発表会・家族旅行
- 8~10月:発表会・運動会・大会・遠征・遠足・入試に向けて
- 10~12月:試験・大会・七五三・記念家族写真・冬休み・家族旅行・成人式
- 1~2月:試験・転勤・春休み・桃の節句
ざっと上げただけでも年中行事はこれだけあります。ほかにも
- 出産:「お七夜」「お宮参り」「お食い初め(百日の祝い)」
- お墓参り:「春彼岸」「お盆」「秋彼岸」
- 学校行事:「10歳の祝い(1/2成人式)」「パレード」部活動での「壮行式」「選挙」
まだまだ行事はありますが細かくなりすぎるので・・・
家族構成を知ると、TPOに合わせた提案ができるようになり、本人のみではなく「家族のことまで考えてくれる安心して任せられる美容師像」が出来上がります。
写真を撮る機会があるようでしたら「華やかに見えるふわっとしやすいようなスタイル」を勧めてもいいでしょうし、出産を控えてるのなら「手間のかからない結べるような髪型」母乳育児を考えて「カラーパーマは脱乳するまで控える」よう提案する、3~12か月のお子様がいるのなら産後脱毛が気になりますし「引っ張られないように短くする」「自分の時間が取れないから手入れを簡単にできるようにする」など、いくらでも提案の仕方はあります。
子供が生まれて初めてカットした毛を筆にする業者もありますので、これを機に子供も引き込んでしまうこともできます。新米ママは情報が乏しいです。こちらが持っている情報を提供することで相談しやすい美容師をお客様に植え付けることができます。
それに幼稚園、保育園・小中高大と学年は上がっていくにしたがって行事もたくさんあるので、お子様を引きこむ提案もできます。是非旦那さんもご一緒にどうですか?これで家族全員取り込み完了です。
ここまでくるとお客様は離れられなくなります。5年10年と担当すればするほど個人・ご家庭に寄り添った提案ができる全てお任せ美容師の出来上がりです。
前編でも書きましたが、子供カットに母親は一緒について来ます。当然子供への対応を見られています。「苦手」「子供の考えていることがわからない」と担当を避けますか?考慮しなければければいけないことは
- 子供は泣くもの
- 子供は動くもの
- 子供は飽きるもの
- 子供は自分の思い通りになってくれないもの
上記が挙げられます。では解決するには・・・
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