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理容師美容師の指名され続ける心理学【ノンバーバルコミュニケーション】

カウンセリング
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コミュニケーションには言語コミュニケーション非言語コミュニケーションがあります。普段私たち理容師美容師が対面でカウンセリングしていることは言語コミュニケーション∔非言語的コミュニケーションになります。

身振り手振り話し方を使いながら話をしているのでどちらか一方が上手でも伝わりにくくなります。

今回は非言語コミュニケーションについて掘り下げます。

非言語コミュニケーション=ノンバーバルコミュニケーション

  • 服装
  • 表情
  • 視線
  • しぐさ
  • 身振り手振り
  • 声のトーン・大きさ

上記の言語以外のコミュニケーションになります。これらは単純に言語以外の全てにあたるので一人歩きしてしまった「見た目が9割」という捉え方ができてしまいました。

ノンバーバルコミュニケーションの重要性

人は言葉だけではなく五感を使ってコミュニケーションをとっているといわれています。普段自分がとっているコミュニケーション方法に名前があったことを知らない方もいらっしゃると思いますが、非常に重要で言語以外に視覚・聴覚を使いながら多くの情報を得ています。

なかでも視覚・聴覚を使った情報収集は9割を超えるといわれていますので(メラビアンの法則にのっとった考え方)言語以外の情報は重要となるのです。

服装・髪型

遠くからでもわかる第一印象は、服装・髪型でしょう。ノンバーバルコミュニケーションの中でも重要視されている方も多い項目です。TOPにあった身だしなみをしていれば最低限嫌な思いをされることはないでしょう。

私たち理容師・美容師は比較的自由が許されている職業なので、個人の好みに任されていることが多いです。サロンの雰囲気、目指している方向に合わない服装・髪型でなければ良いですが、ハイソサイエティーを対象にしているサロンにロリータ系のファッションでは、どんなに技術が素晴らしくてもお客様から第一印象で拒否されてしまいます。

また、ビジネスシーンではよく言われますが、靴も大切な要素です。自分の目からは一番遠いコーディネートですが踵がすり減る、毛だらけでは与える印象が悪いです。文字通り足元を見られてしまいます。

自由を許されているとはいえサロンの雰囲気・対象の顧客に合った装いは必要だと思います。

高い服を買えば良いのではなくどんな服が自分に似合うかを専門家に相談し、まずは借りてみるという選択もあります。

表情・視線

コミュニケーションを図るうえで大切にしたい項目です。

コロナ過でマスクをして接客することが当たり前になった昨今、特に重要な項目です。

表情筋は20種類以上で構成されていると言われ、これにより作られる表情は60種類以上と言われています。しかしマスクにより頬骨より下は隠されてしまっているので目元、視線の重要性はより高まっています。

切れ長の目元の女性であればアイメイクをやさしめに、柔らかな目元なら少しきりっとしたメイクにするなど、ひと工夫が必要だと思います。

なぜなら、切れ長の目元の女性にツンとした感じのカウンセリングをされたらきつい人の印象を与えてしまいますし、柔らかな目元の女性にほんわかしたカウンセリングされたら大丈夫かな?と思われても仕方ないです。

同様に、男性もおでこにシワを作らないようにしたり、目元が上がらないようなトレーニングをしたりと工夫することで表情での印象を悪くとらえられなくなります。

さらに外国の方もターゲットにされているサロンでは表情は最重要な項目です。洋画を見ていてもわかるように、表情でどんな感情を示しているかわかるぐらいコミュニケーションのツールとして役立っています。目を見開く・つむる・視線を遠くにやる・近づける。これだけでも十分伝わったりします。

しぐさ・身振り手振り

ジェスチャーが一番わかりやすいですね。大きいと言葉で伝えるときに手や腕を加えて大きいのジェスチャーをするとさらに伝わりやすいです。

このことでもわかるように、大げさではありますが、伝えたい項目がある時は身振り手振りを加えて伝えることで伝わりやすくなります。

また、お客様の会話に相づちやうなずきを入れることで、きちんと聞いていることが伝わりますし、腕を組んだり首をかしげることで悩んでいる、反対意見である事をより明確に伝えることができます。

これらのことは行動心理学でも立証されていることで、相手の考えていることを推測する材料として非常に重要とされています。

互いが会話を成り立たせるために必要なツールとして、積極的に用いましょう。

声のトーン・大きさ

「声」はときとして言語以上に相手に大きな影響を与えます。

「愛してる」と言葉で伝えても抑揚がなかったり聞こえないくらい小さかったりすると「え?本当は愛してないの??」と誤解を与えることもあるでしょう。

声は大きさ・太さなどの声質、喜怒哀楽、冷静・興奮とそれだけで判断出来る重要な項目です。

緩急をつけ聞こえるように会話の内容にあったしゃべり方を心がけるとより相手に伝わります。

コールセンターに勤めるお客様から、電話対応について伺ったことがありますが、電話口では声が小さいと聞こえにくく、大きすぎると聞く側が不快感を得るそうです。相手にとって聞きやすい声の高さはドレミファ「ソ」の音だそうです。「ソ」の音を意識して笑顔で話すようにする、見えないお客様でも、相槌をうったり頷いたりする事で伝わりやすくなるそうです。これもノンバーバルコミュニケーションですよね。

対面カウンセリングの際は「ソ」の音は高すぎるので「ミ」位で良いかもですね。

カウンセリングに活かす

上記の内容からカウンセリングに向かう時に

  • 身だしなみを整える
  • 緊張感を与えない目元で良い第一印象を与える
  • 聞きやすい声の大きさで抑揚をつけた会話を心がける
  • 時に身振り手振り、相づちをうち、理解していること、伝えたいことを強調する
  • 要約して理解したことを伝える

これができれば、こちらが伝えたい「提案」も受け入れられやすくなります。

お客様との信頼関係を築く為に必要なことですし、技術を提供する前にお客様に受け入れてもらいやすい環境を作ることにもつながります。最終的にリピート率の向上に役立ちます

理容師・美容師の社会的地位の向上の為にも自分のものにして、後輩育成にも役立ててほしいです。

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