私たち理容師美容師は国家資格所持者として働いているにも関わらず収入が低く技術者になるまでの道のりが長く、終わる時間も遅いとされています。
突然ですが皆さんアベマのアプリ入れてますか?加入している方も加入していなかった方も是非見てほしいオリジナルドラマがあります。オリジナルコンテンツ数No1!【ABEMA】
「会社は学校じゃねぇんだよ」
すごく引き込まれるタイトルですよね。このオリジナルドラマの2話にこんなやり取りがあります。
モデルをしているんですけど今はフリーで・・・
今の君のはなんの付加価値もない。ただの美人。ただの美人はごまんと居るんだよ。
私たちの業種に置き換えると
美容師をしているんですけど今はフリーで
今の君はなんの付加価値もない。ただの美容師。ただの美容師はごまんといるんだよ。
心に刺さるやり取りです。以前に記事でも書きましたが美容師飽和状態です。違いを出さなくては埋れてしまいます。技術だけ、ファッションだけで勝負していたのでは、より良い人を見つけるとお客様はそちらに流れてしまいます。自分自身に強みと付加価値をつけることで「あなたの担当は私しか居ない」と思わせることができると思います。
私ももっと気づくのが早ければと思いました。私はしばらく入院生活を余儀なくされて、仕事が続けられなくなるかも知れませんでした。そこで理容師、美容師しか出来なかったら。他人事ではありません。誰にでも起こる可能性がある未来です。時間は有限です。いつまでも若くありません。
自分という存在を証明するために資格という後ろ盾はあるに越したことはありません。というよりあったほうがいいです。
独立志向が高い業種なので「いつかは独立を」と思うかもしれませんが、独立、フリーランスになるのであれば自分個人で勝負しなければなりません。個人を売り込む際に資格という目に見える証明があることで自己アピールの近道ができます。カットが得意、カラーが得意などは雑誌、SNSなど最前線で活躍する人しか強みにはなりません。
同じ国家資格の医者は研修医時代は休みもなく収入も低いが、経験と実績をあげて将来的に高収入になります。(経験を積んでも学会や協議会等の準備、参加、情報収集、発表等により、私たちが想像している以上に忙しいのですが。)
残念ながら私たちに同じような道が約束されているわけではないので、自分で切り開くしかないと思います。
私たち理容師・美容師は理容師・美容師免許だけで高収入を得るのは難しいかもしれませんが、それは収入源を1つしかないと考えているからです。
私は現在国家資格2つと民間資格3つに挑戦中です。正直難関試験で心折れそうですが、40歳過ぎで遅咲きながら、以前からくすぶっていた「社会貢献」「地域貢献」を「理美容を通してしていきたい」と強く思うようになりました。将来やりたいことが見つかった以上、早いも遅いもありません。一刻も早く取り組むべきだと思い、行動に移しました。
収入に対しての考え方
社会全体の取り組みを見てみると、企業への副業促進が図られて久しいです。
副業・兼業|厚生労働省 (mhlw.go.jp)でも記載されていますが、働き方改革によるものであります。
わたしはこれを将来的に本業1本では食っていくのがつらくなりそうなので収入源を分けるって方法もありますよ?って考えました。
「有名人がユーチューバーになった」なんてのは最たる例かと思います。
芸能事務所からの収入∔個人での広告収入ですね。
わたしは有名人でも何でもないですが、やはり副業をしています。本業を生かして社会的地位の向上を目指しています。いずれは「複業」も視野に入れたいと思っています。
そして理容師・美容師は副業をしたほうが良いとも思っています。
ゲームの時間、エンタメの時間を大切にしても自分の将来につながるのか?「〇〇さんは・・・」「うちの店は・・・」などと言っていても生産性はあがりません。もっと自分自身を考えたほうがいいと思います。有限の資金、時間を自己投資に使うか散財するか。
資格取得には時間がどうしてもかかります。時間がない時間がないと言葉では言っても、スマホ見ている時間はあります。iPhoneの方限定の方法になりますが、スクリーンタイムを確認してみてください。ゲーム、エンターテイメントにかけている時間がわかると思います。その時間の一部を資格取得に充ててみてはいかがかなと思います。思ったよりも時間を使っていると思います。
収入源を1つと考えると将来の不安が出来てしまうのは当たり前ですが、理容師・美容師という免状を生かすことは収入源を増やすとともに、「さすが美容師さん」と社会的認知度を生かすことも可能かと思っています。
当然勉強は付きまといますし時間管理も難しくなりますが、好きなこと・やりたいことを今の職業を生かして収入にすることで苦労ではなく楽しさになると思います。
私たちの業界でも就業規則のある会社では副業の認否を明記している会社もあります。おおよそ記載されているのは競業の禁止、兼業の禁止ではないでしょうか。
競業・兼業って何?
でも記載されていますがわかりやすく言うと企業と同じ形態の職業はダメよってことでとらえればOKです。でも違反すると退職金の減額、損害賠償請求、競業事業の差し止め等厳しい処罰がある為、副業、起業の際は気をつけましょう。
兼業も一緒です。友達のサロンでバイトしたとか、自分のサロンのお客様を他のサロンで施術したなども見つかると大変です。(禁止されている場合)
では副業出来ないの?
そんなことはありません。
私たちはたくさんの勉強をしています。個人でお金を払い講習を受け自分のものにするために日夜研究していると思います。
ここで自分が得た知識が役に立ちます。資格が無くても仕事は成り立つでしょうが、自分の提案の裏付けになりますし、「今」使わなくても「将来」役立つことも大いにあります。
自己投資と分かっていても先の見えない不安。でも若いうちの苦労はやはりしておくと良いです。40過ぎてからの勉強はとにかく覚えるのが辛い・・・
カラーが好きな方はパーソナルカラーやカラー理論などを学んでいると思います。私たちの業界では必須とされていますがこれを生かすことができます。
使える資格としてパーソナルカラリスト検定、カラーコーディネーター検定、色彩士検定、などがあります。
カラーコーディネーターやカラーコンサルタントして活躍することも可能です。カラーの基礎知識を理解しながらセンス・感性を生かした似合わせカラーの提案に使うことができます。
「カラーが好きです」って美容師さんと「色彩検定〇級取得者」の美容師さんなら説得力の違いは自分達ではなくお客様が感じるものです。また、独立を考える時に、事業計画書を記入の際、取得資格として書き込めるのも強みです。
ネイルが好きならネイリストで休日自宅開業も可能です。(自店の顧客は取り込まないほうが良いです)強みとしては美容師としてのセンスと色彩検定・ネイリストのトリプルライセンスで似合う色、デザインにしますというような感じです。
化粧品が好きならスキンケアアドバイザー強みとしては自分の肌荒れ手荒れから同じ経験をしてもらいたくないからなど強みを活かせます。
将来海外留学まで考えているなら英会話教室に通うのもいいですが本格的に力を入れたいならtoic高得点取得にむけ学習すると自信がつきます。先進諸国で理美容師の社会的地位が高いので給与も良いといわれています。また後進国に青年協力隊として経験することもできるでしょう。
特に講習など受けていない、自信が持てるものがないというならば、好きなことを生かせば良いと思います。
好きなことを収入に繋げる
全くの異業種の特技があるのも強みになると思います。理美容業界のパイオニアになるのも良いと思います。
訪問理美容に興味がある
上記2点に関しては後ほど記事をアップします。
理美容師として将来が気になる
将来的なお金のやりくりが気になるならファイナンシャルプランナー
自分のスキルを売りたい方はlここなら
資格取得にためらっている
理容師・美容師は時間がないです。しかし時間は作るものです。子育て世代になると更に時間が無くなり、余裕もなくなります。他者との違いを見た目や技術だけで無く、プラスαを手に入れて強みや付加価値を持つことをお勧めします。
また、お酒を飲むことも自分の時間を削っている要因だと思い、仲間や大切な付き合いのみと制限しました。お酒を飲むことで楽しくなりますが、車は運転できないし、なにより行動するのがおっくうになり、飲み過ぎれば翌日もきつくなります。そんな時間があるなら資格取得時間に充てたほうがいいですし大切な時間がもったいないです。資格を取ってからでもお酒は逃げません。
先述しましたが、独立の際の事業計画書に取得資格として書き込めるので、融資元にもアピールになります。
ここに1冊の本を紹介します。
ここにもあるように決断力は大切です。他者との違いを出すなら、将来を見据えるなら1秒でも早く資料請求するなどして舵を取ったほうが良いと思います。
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